ホワイトニングで芸能人みたいな白い歯になれるの?

芸能人の真っ白な歯の正体はセラミック

よくテレビで見かける芸能人やスポーツ選手の真っ白な歯。遠目から見てもはっきりわかるくらい白く輝いて見えますよね。日常生活の中だと、ちょっと不自然に感じる人もいるかもしれませんが、一方でそれに憧れてホワイトニングをしたいという人も。しかし、残念ながらホワイトニングであの白さにすることはできません。あの真っ白な歯は、自分の歯を削ってセラミックをかぶせる補綴治療をしたものだからです。そもそも人間の歯は生まれつき色ムラがあるもの。陶器や紙のように均一な白さは人工物でしか表現できないものなのです。ホワイトニングでは個人の歯の質にもよりますが、日常生活で違和感のない自然な白さを手にすることができます。まずは理想の白さをイメージし、日本人の肌に似合うナチュラルな美しさを目指して。

理想的な歯の白さとは、どのレベル?

歯の白さの基準は、個人の好みや感覚によって違いますよね。もともと黄色人種である日本人の歯は、基本的にクリーム色です。欧米人に比べるとやや黄色いと言われていますが、その理由は歯の表面を保護するエナメル質が薄く、すぐ下にある象牙質の黄色みが透けて見えるから。さらに、年を経るごとにエナメル質がすり減り、着色汚れが積み重なることで、どんどん黄ばんでいってしまうのです。また、天然の歯は根本から先端にかけてグラデーションになっているのが普通のこと。それを踏まえて、ナチュラルに明るくしたいのか、パッと見てすぐに気付かれるほどの白さがほしいのか、最初に目標の白さを決めておきましょう。シェードガイド(色見本)を使って、施術前にしっかりと確認してください?

どうしてホワイトニングで歯が白くなるの?

ホワイトニングは歯の内部の色素を分解し、歯の本来の色を明るく変化させるもの。歯に塗られる薬剤には、漂白作用のある過酸化水素水などが使用されます。つまり、髪の毛をブリーチするのと同じように、歯を脱色する方法です。しかし、髪の毛と違い、歯には神経が通っているため、一度に長時間やってしまうと神経を刺激してしまいます。そのため、数回に分けてじっくり行う必要があるのです。また、まれに歯を白くする方法としてクリーニングと勘違いする人がいますが、クリーニングは生活習慣から蓄積した歯垢・歯石・着色を除去するもの。日頃のブラッシングで落とせなかった歯の表面の汚れしか落とせないため、歯の本来の色より白くすることはできません。

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