ホワイトニングが痛いってウワサはほんと?
痛かったのは大昔の話
確かに昔はホワイトニングの最中に、歯が締め付けられるような痛みを感じることがあったそうです。その原因は、過酸化水素が歯の色素を分解する時に、歯の水分が脱水され、その過程で歯の神経を刺激するから。十数年前に比べたら、最近は機材や薬剤がだいぶ進歩。短時間で効果が出やすくなり、扱いやすさも格段にアップしました。それにより施術時間が短縮され、ほぼ刺激を感じないうちに施術を終えることができるように。昔やってみたけど痛かったのでもうコリゴリという人も、安心して再チャレンジしてください。
知覚過敏になるの?
知覚過敏とは異なりますが、個人の感じ方や歯の状態によって、若干のしみる刺激を感じる人もいます。でも、ずっと刺激が続くわけではなく、知覚過敏のようなピリッとした感覚が数回あるかないか。24時間以内には収まる一時的なものなので心配ありません。
将来的に歯がボロボロになる?
「ホワイトニングは歯を溶かす」「年取った時に歯がもろくなる」とか恐ろしいウワサが出回っていますが...そのような事実は一切ナシ。ホワイトニングで歯質にダメージを与えたり、歯の寿命を短くしたりすることはありません。たいていの歯科医院では、アメリカの食品医薬品局(FDA)や日本の厚生労働省でも認可され、安全性が確立されている薬剤を使用しています。ホワイトニングに使用する過酸化水素水とは、消毒薬で用いられるオキシドールのこと。むしろ施術中に口内が消毒されるので虫歯予防になります。
プロの確かなテクニックも必要
ホワイトニングは放置時間が長いほど効果が高まりますが、その分刺激が発生しやすくなるもの。刺激が出ないようにホワイトニング時間を設定するには、経験豊富な施術者による慎重な判断が必要です。また、ホワイトニングに使う過酸化水素水は刺激物なので、施術者の不用意で粘膜や皮膚についてしまったら、施術中に痛みが引き起こされることも。最近はホワイトニング経験を積んだ施術者が増えてきましたが、ちゃんと丁寧なケアができる歯科医院を選ぶようにしましょう。